中小企業の世代による働き方思考②

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私の務めている企業は従業員数が派遣社員やアルバイトを含め50名程の中小企業になる。昨今の働き方改革などは通用しないような企業であり離職率も高い 。私は2つある工場の1つを任されている管理職という立場にあるが、ここ数年働き方や離職率に悩まされている。これについては私の下で働いている部下の仕事量や生活に直結する 問題だから考え出すと夜も眠れない...


前回に引き続き、先ずは各世代の現状を整理していく事から書いて行こうと思う。

 

友人や知人との食事などの席で仕事の話題になるとおおよそ当てはまっているが、私の会社に当てはめているため世の中の全ての人が当てはまる訳では無いし詳しく統計を取った訳ではないので理解して頂きたい。

 

 
三世代に分かれる仕事考

大きく従業員を分類すると以下に分かれる。


昭和生まれの昭和就職組(親世代)

以下過去の記事をご参照下さい。

www.simsnotebook.com

平成生まれの平成就職組(孫世代)

団塊の世代と呼ばれる人の孫に当たる世代、仕事は仕事、 プライベートはプライベートと割り切っている人が多く、会社= 自分のプライベートを豊かにするための手段と考えている人が多い 。


昭和生まれの平成就職組(子世代)

私を含め団塊の世代の子供が多く、考え方や仕事に対する取り組みも中間に当たりどちらかに偏っている。仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切り、会社= 自分のプライベートを豊かにするための手段と考えたい反面 上の世代の考えを否定できるかできないか 言動を発せるか発せなく流されるという意志の強さや性格により分かれる。
ここがこの問題の今後のキーになると思われる世代だと私は思う。


それぞれの世代に対する私の考え

平成生まれの平成就職組の詳細

孫世代であるこの世代は年齢的に同世代の中では先輩後輩の上下関係はあるが役職など無い一般的な平社員が多い。そのため上の2世代から怒られるという事が多いが上の世代の若い頃に比べてに非常に『怒られ弱い』。自分の犯したミスでさえ怒られる事に意気消沈する者、会社から逃げ出し出社しなくなる者さえいる。

作業上においても自ら教えを乞う事も無く与えられた作業が終わっても次の仕事を与えられるまでは他所に自ら手を貸すと言う事も殆ど無い。

休憩時間ではスマホを取り出し、他とのコミニケーションを取れるようになるまで数年かかる。他の世代と違い非常に不器用であり、技術習得までには時間がかかる世代であるがコミニケーションを取らないため余計に拍車をかけている。

仕事に対する考え方は外国人の派遣社員と殆ど一緒で仕事の終業時間と共に居なくなる。『NO残業世代』

 

経験と考察

厳しく躾けられた団塊の世代(親世代)の子供(子世代)の子に当たる年齢で、おそらくは親である昭和生まれの平成就職組の親が自分達の受けた厳しい躾を反面教師として少々甘く育てたと思われる。そのために怒られるという事に非常に弱くモチベーションを落としミスを連発する者や次の日から出社しなくなる者さえ居る。そのため怒り方には注意が必要で、何故ミスが起こったのかを問い自ら答えを出させる事が必要。昔気質な怒って伸ばすでは無く褒めて伸ばす方が性格が合っている者が多い。

 

コミニケーション能力が弱く休憩時間でさえ人と話さずスマホを片手に一人の世界にいる者が多いため、昔のような休憩時間に世間話や仕事のアドバイスをする事が困難であり作業習得と次へのステップにかかる時間が長い。加えて親世代の同じ年齢であった頃と比べて不器用な者が多くそれが余計に拍車をかけている。

 

仕事に対する態度や取り組み方は自分の持ち場を終業時間内に終わらせる事のみであり、中小企業に必要な自分の持ち場を早く終わらせて遅れている人の助けを自らするという動きはせず、その日の仕事量によって早く終わるとか時間がかかると言う事はない。その日の仕事量が5であっても10であっても8時間である。その辺りは外国人労働者に非常に近く言葉は悪いが協調性が無い。しかし仕事とプライベートの境界がキチッとしているため適切な仕事量であれば残業になる事は無い。

 

コミニケーションも時間のメリハリも時代背景がそうさせたのであろうかとも思う。私の子供達もこの世代になるが、学校が終われば○時から水泳教室→○時から学習塾→帰宅して宿題という過密スケジュールの子供が多く存在し、遊びと言えば宿題後〜就寝時間であり一人でゲームしかない様な時間。終始 時間というものに囚われて学校が終わり友達と毎日遊んだ私達世代とはコミニケーション能力が違うのは当然と言えば当然である。

 

彼らの上司という立場から

今現在の管理職の立場である私からすれば彼ら世代を一言で表すなら


『計算しやすい世代』


先に述べたように仕事量が5であっても10であっても機械の様に正確に8時間で終わる。不器用であり習得に時間がかかるため急激な伸び率は無いが終始安定している。この安定こそが中小企業にとって必要だと思う。

仕事量が今日は5なのに8時間かかった事を力を抜いていたと責めるのでは無く、こちら側で毎日10にしてやるだけで企業にとって安定を産むのであればそうしてやればよい。今の私の楽しみは彼らが技術や知識を習得し中堅社員になった時の生産量である。今と変わらず正確に8時間でいったいどれ位出来るのであろうと...。

 

まとめ

計算高さと未来への楽しみ

今年の4月から始まった『働き方改革』これは実にこの世代にマッチしていると思う。先に外国人労働者に非常に近い働き方と述べたが、これは以前からの古い日本人の働き方ではなく諸外国と同じ働き方なのだろう。残業を嫌い決められた時間の中で自分で調整し時間配分して安定して働く彼らを見ていると実に計算高いと感心する。

平成は31年、そろそろ早い子は中堅になりつつある歳になって行く。

5年、10年後が楽しみである。

 

 


※次回、昭和生まれの平成就職組へ

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