5月30日(土)快晴
緊急事態宣言も明け約2週間ですが、やっと目指す城が開城されたので約2ヶ月ぶりの攻城です。本来なら6月1日からの開城予定が2日早く開城するとホームページで確認したので行ってまいりました。
伊賀上野城
伊賀上野城の場所には元々平楽寺という大寺院があり、伊賀勢の拠点の1つとして織田信長と戦いました。
その後、焼け落ちた場所に豊臣秀吉の家臣である筒井定次が城を建てました。
さらにその後、徳川家康が大坂城の豊臣秀吉に対抗するため、築城の名手である藤堂高虎を呼び大改修を行っていましたが暴風雨により倒壊。しかし大坂の役で家康が勝利した事により戦略的な必要がなくなったため天守が再建されることはありませんでした。
駐車場
伊賀上野城のある上野公園前に、市営の駐車場かいくつかあります。私は第三駐車場として使用されている旧市役所に駐車しました。
攻城
営業再開は6月からだろうとホームページを見た所、少し早く再開されるとの情報を得たのが前日の夜。今回は下調べもせずに強行したので、見所をかなり飛ばしてると後悔しながらの執筆です。
駐車場から歩く事5分伊賀上野城のある上野公園入口に到着です。入口に案内板があり、伊賀上野城の他に松尾芭蕉ゆかりの建物や記念館、だんじり会館、そして伊賀と言えば伊賀忍者と言うことで忍者屋敷もあります。
そのまま歩いて行くと左手にお目当ての伊賀上野城が姿を現します。
手前の茶色い石垣は筒井古城の石垣です。公園入口から筒井古城を通り伊賀上野城天守に行くと言う形になります。
筒井古城
帰ってから後悔...
筒井古城の城跡碑が無い...。と言うか歩き回り写真を撮りまくったのだが...。
高石垣
伊賀上野城と言えば30mを超え、大阪城に次ぐ高さで有名な石垣です。私も楽しみにしていましたが...
この看板は...
なぜ1、2の高さなんでしょう?
何か中途半端な書き方...
モヤモヤ感が半端無いですよね...
『30mの高石垣 日本で二番目の高さ』
で良いのでは無いですかね...
かなりの高さで柵も無く
高い所が苦手な私はヒヤヒヤしながらの撮影です。重機も無く人力で...
今の時代まで残っている当時の技術に感心します。
天守
天守は昭和10年に衆議院議員であった川崎克氏が私財を投じて建てたものであり模擬天守です。天守内は歴史的な資料が展示されています。
入り口の青緑のシャチホコが出迎えてくれます。
御城印は天守への入場券売場にて販売していました。
売場の左手の小天守には『忍び井戸』と呼ばれる井戸がありました。徳川家康が『大坂城の攻略が失敗した場合、高虎とこの城に籠城する。3年籠城できる城を造れ!!』と藤堂高虎に密命を下した際、敵による水脈の断絶対策として90mの深さの井戸を掘り、井戸側から横へ三カ所のトンネルを掘り抜け穴として造ったと言われています。
さらに城が落城した場合、忍者をこの通路を利用して城内に潜入させて攪乱することも考えたとも言われています。
そしてこの井戸は過去に朝日放送のテレビ番組『探偵!ナイトスクープ』で調査依頼した回がありました。
『私の家の裏に井戸があり伊賀上野城にある「忍び井戸」という井戸と繋がっていると、父が祖父から伝えられているので調査して欲しい』と言うものでしたね。
大天守に入場すると正面には『藤堂高虎』そしてコロナ対策でマスク姿の『た伊賀ーくん』です。
城主である藤堂高虎の虎と地名の伊賀から取った名前です。鎧姿に頭に天守を乗せたマスコットキャラです。
1階は武器鎧の類が主な展示品です。
やはり目を惹くのは豊臣秀吉から藤堂高虎が賜った『黒漆塗唐冠形兜』です。
でもこの兜では戦えませんよね...
刀や槍の邪魔になりそう...
高虎が振り向くと周囲に居る家来がコントのように...
でも、身長が190cm以上あったと言われる高虎が被ると迫力満点だったでしょうね。
2階は藤堂家の調度品や先に話した天守閣復興のために私財を投じた川崎克氏の遺品などが展示されていました。
3階には川崎克氏の胸像と天井には川崎克氏の天守復興に対しての当時の有名な友人や知人が送った色紙が飾られていました。
そして天守から遠くまで見える美しい景色です。
上野公園内
上野公園内には伊賀上野城の他にも施設がありましたので軽くご紹介です。
俳聖殿
昭和17年に松尾芭蕉生誕300年を記念するために建てられた木造の建築物です。
外観は松尾芭蕉の旅姿をイメージしたものであり、上層の屋根が笠、下部が顔、下層のひさしは蓑と衣姿、堂は脚部、回廊の柱は杖と脚を表しているそうです。
伊賀流忍者博物館
伊賀と言えば忍者。
テレビや映画でお馴染みの隠し階段や隠し扉などの仕掛けの施された部屋、忍術道具や忍者武器などの展示もあり大人から子供まで楽しめる場所でした。
時間毎に忍者ショーもされているようでしたが、時間が合わず残念ながら見れませんでした。
他にも
だんじり会館、伊賀伝統伝承館 伊賀くみひも 組匠の里、芭蕉翁記念館と見所満載でしたが割愛します。
最後に
三重県最後は唯一の天守のある伊賀上野城にしようというのはずいぶん前から計画していましたがコロナウィルスで中断余儀なくされていたので、最後であり新たな御城印集めの城巡りの始まりです。
私財を投じて建てられた城と遥か昔からの立派な高石垣が上手く調和され別名の『白鳳城』の名に相応しい美しい城でした。
公園全体も大きく施設や見所が多々あり、子供から大人まで楽しめる事の出来る場所だと思います。
伊賀と言えば伊賀流忍者
伊賀流忍者と言えば甲賀流...
私:『OK Google! 甲賀の里』
スマホ:『滋賀県甲賀市』
私:『ここから1時間...』
と言う事で伊賀を後にし甲賀へ...
指図め『城巡り 伊賀vs甲賀』と言う所でしょうか
続きは次回に(◍•ᴗ•◍)ノシ