7月12日(日)
梅雨の合間の晴れの休日
晴れならば愛車に乗らなければ...
来週は雨っぽいから
と言う事で、7月7日に御城印が発売開始した愛知県田原市にある田原城址までひとっ走りです。
田原城址
かつては海が城の周囲入り込む入江に作られた城であり巴江城と呼ばれた。
1480年頃に渥美半島統一を進める拠点として戸田宗光によって築かれた。
戸田氏と言えば、後の1547年に戸田康光により今川家へ人質として送られる松平竹千代(徳川家康)を織田家へ送った事が有名であるが、怒りを買い今川氏に攻められ田原城は落城し、城主である康光も戦死した。
1590年に家康が関東へと移封し代わり、東三河を与えられた池田輝政の持ち城となり、家臣である伊木忠次が城主となって田原に在城した。池田輝政の統治期に、桜門や二の丸櫓が建てられ、石垣の修築や曲輪の整備などの大幅な改修が行われたと言われている。
1601年、戸田家の支族である戸田尊次が入封し、その後1664年に三宅康勝が1万2千石で入封。三宅氏はそのまま明治維新を迎えるまで200年以上続いた。
明治の廃藩置県後、建造物は解体され田原城の歴史は終わりを迎える。
出発
出発は7:00です。距離も60kmソコソコで近いと言うこともあり、私にしては遅めの出発です。
梅雨の合間の久々の晴れの休日と言う事もあり、渥美半島の先端にある愛知でも指折りの観光スポットである伊良湖岬へ向かう車やバイクと重なり2時間程で到着しました。
駐車場
ナビで田原城で検索したのですが桜門前に着きます。辺りに駐車場は見当たらず、事前にネットで検索した時に載っていた『田原市民族資料館』に駐車しました。
後に散策中、裏(桜門と反対側)に大きな駐車場がありました。
散策
桜門
立派な桜門が出迎えてくれます。
水堀


門の左右には水堀である袖池と桝池
二の丸

二の丸は田原市博物館になっています。
二の丸櫓は無料で入場出来ます。
1階は大きな模型で当時の田原城の様子を再現してくれています。
2階は田原市の古墳や貝塚の発掘に関してのパネルや出土品の展示がされていました。
櫓の向いにあるのが博物館でコチラは有料です。
館内に入ると渡辺崋山の像が出迎えてくれます。華山に関する資料や品が多かったです。
他にも田原城跡で出土した貴重な資料や品が展示されています。
御城印
そして目指す御城印ゲットです。
御城印は博物館の受付けで購入出来ます。
何ヶ月も前から発売するのは分かっていましたが、発売日未定だったので、いつもチェックしてたんです。
本丸
本丸は巴江神社になっています。
空堀
桜門から入ったので見落とす所でしたが、二の丸と本丸の間に下に降りられるようになっていました。
井戸跡とかなりの深さのある空堀になっていました。
蓮池
先程の駐車場の写真と同じです。
空堀を抜けるとかつて蓮池と呼ばれる堀のあった場所ですが埋め立てられ駐車場になっていました。
崋山神社



田原城出丸跡には江戸時代後期に田原藩の家老であり、また蘭学者・文人・画家としても有名な渡辺崋山を祭神として祀っている神社です。
最後に
県内と言うこともあり、前から来たかった田原城址でしたが御城印の発売決定と発売日未定で、やっとの思いで来られました。
田原市のシンボルであり中心と言う事で公共施設として使用されている事もあり、多くの遺構が失われている事が残念でしたが、石垣を始め見るべき物も多くあります。
地元出身である渡辺崋山に関する資料が多く重要文化財も多くあり、崋山好きには時間が足りない程の点数があります。