決定したハズの完成案でしたが、革が到着するまでの間に色々とデザインが浮かんで来る...。
というワケで少々デザインを変更。
どんなデザインかは出来てのお楽しみです。
革到着
購入したのは6ds程のタンニン鞣しのヌメ革です。
dsは革の単位10☓10cmが1dsなので、紙でおよそA4サイズです。
レザークラフトはボタンやカシメ・ハトメなどの金具類は安いのですが、やっぱり革は高いです...。
愛車、ドラッグスターに合うように黒があったので黒を購入です。
本体製作
先ずは型紙を当て型紙通りにケガいて別たちでカットし、必要な穴をハトメ抜きで穴あけ。
コバ処理・ヘリ落とし
カットしたコバ(断面)を美しく整える準備作業です。コバを粗めのヤスリ(120〜300番くらい)でヤスリがけし断面を整え、断面の角を丸く落とす作業です。
コバ磨き
整えたコバに仕上げ材を塗り込み磨きをかけます。
レザークラフトのココが一番面倒でありますが、完成度の違いが出る大切な作業です。
写真は上の帯状のパーツはコバ処理とヘリ落としをして磨きをかけた物、下のパーツはコバ処理とヘリ落としをしただけの状態です。
今回はこの後乾燥させて固まるまで待ち、もう一度先程より細かいペーパー(300番くらい)でのコバ処理と仕上げ材を塗り込み磨きをかけました。
床面(裏面)も同じ作業がありますが、ココは製作者の好き嫌いが出る所です。革裏がピカピカに光るまで磨く人、革裏の繊維感が好きで磨かない人それぞれですが、私は後者なので軽く毛羽立ちを抑えるために磨く程度です。
菱目打ち
布での裁縫と違い革は針を通した糸をそのまま刺して縫う事は出来ません。予め縫い穴を開けておき、糸を通した針をその穴に通して行きます。菱目打ちと呼ばれるフォークのような物を縫う所に打ち込んで穴を開けます。このフォークのような道具を『菱目打ち』と言います。今回のドリンクホルダーは縫い合わせる所はありませんが、手縫いでステッチは入れる予定なので縫い穴を開けました。
手縫いステッチ
革製品では縫い糸での模様代わりやアクセントを付けるためステッチを入れる事が多いです。選ぶ糸の太さや色によって作品の印象がガラッと変わります。製作者の作品に対する意図やイメージを表す事が出来る作業です。
今回私は太い糸を使用するつもりです。太い糸はワイルド感が出てアメリカンバイクには似合いそうだとのイメージです。
色は黒です。黒い革には白糸や赤糸などのステッチが良く使われますが、私のバイクは黒とメッキパーツの銀に合わせ黒とボタン類の銀に合わせるつもりです。ドリンクホルダー自身のアクセントは付けるつもりですが黒の濃淡で付けるつもりです。
私はレザークラフトで手縫いしている時が一番楽しいですね。今日から2日くらい4つのパーツを時間のある時にボチボチとやっていきます。