別れはいきなりやって来ました。
本当は土曜日にひとっ走りしてからの予定でした。
しかし土日に仕事が入り、今日8月19日仕事が早く終わったのでレッドバロンまで下取り車として走りました。
8月19日バイクの日にお別れとは...
憧れのドラッグスタークラシック
ドラッグスタークラシック400
ドラッグスターが出た当時まだ私は20代。
コレまでのなんちゃってアメリカンと違いローロングでメッキの装飾が光るドラッグスターは『まさに本物のアメリカン』という感じでスゴくカッコ良った記憶があります。
私は結婚して数年目で子供も生まれ
『バイクに乗りたい!』
『ドラッグスターに乗りたい!』
という言葉は若く所得も少ない生活では言える言葉ではなかったです。
それに学生当時からそれまでの私と言えば免許も無しでたまに友人のバイクを乗り回す程度で原付きの免許しか持たなかったので免許も取りに行かなければなりませんでしたし...
バイクに乗らない人がよく言う言葉
『バイクは事故ったら生身だから...』
なんて言葉も乗れなかった理由の1つ
子供が成人するまで我慢...
その言葉通り下の子供が成人した日に自動車学校に入校して普通二輪を取得しました。
卒業と同時にドラッグスタークラシックを探しました。世の中はアメリカンバイクは不人気の時代でしたが自分にとっては憧れだったドラッグスタークラシック。14年落ちの車両でしたが自分の物になった時は夢のようでした。
私好みのドラッグスターに
自分の物になったドラッグスター。
私の中にはこうしたいというイメージがありました。
ちょうどこの辺りの姿がコレです。
エンジンガードで大きく重厚感を出し、昔良く見たコブラシート、アメリカンバイクと言えばシーシーバーとスクエアミラー。
400ccとは思えない大きさと迫力。
コツコツと小遣いを貯めてはパーツを揃え取り付ける。
ドラッグスターはパーツは豊富にあるのでどれをチョイスするかというのも楽しみの1つでした。
最終的には
ウインドシールドを着けてこんな感じになりました。
ココまで来ると道の駅で
『コレはどこのパーツですか?』
なんて聞かれて...
ちょっと嬉しかったですね。
今見ても自分ではカッコイイと思います。
ドラッグスターとの思い出
ほうぼうの城を目指して沢山走りました。
1回ツーリングに出れば300〜400km。
楽しかったですね〜(≧▽≦)
目的地はありましたが、バイクはやっぱり道中が1番楽しいんですよね (◠‿◕)
買って早々に立ちごけも2回ほどしました。
迷子になって重い車体に苦労もしました。
登りの山道が苦手で苦労しました。
キャブ車なので帰りになかなかエンジンがかからなくなって焦った事もありました。
手の係る機嫌屋なので余計に思い出が残ります...。
ご機嫌を伺いながら乗る所からいつしか『姐さん』なんて呼んでいました。
私のドラッグスターのイメージイラストを描いてもらって嬉しかったですね〜( *´艸)
愛車とのラストラン
冒頭に述べた通り、最後は30分程レッドバロンまで走りました。
ノーマルに戻したドラッグスター。
久しぶりのノーマルシートはフカフカでシートも高く感じました。
何故か機嫌屋の姐さんは今日は快調〜 (^-^)
色んな事を愛車に話しながら走りました。
機械です。
物です。
でも、何故か別れる愛車に感謝やコレからの言葉が次々と出て来ます...
『色んな所に連れて行ってくれてありがとう』
『バイクの楽しさを教えてくれてありがとう』
『もう50000km超えてるんだから体を労ってな』
『次に売り出される時はきっとそんなに高くは無いから初心者さんがオーナーかな...』
『また初心者さんにバイクの楽しさを教えてやってな...』
レッドバロンに着いて別れの時です...
次のオーナーさんにも大切にしてもらえよ!
『ありがとう憧れのドラッグスタークラシック!!』