以前の記事で最近気になる・やってみたいとお話しました『YAMAHA BOLTのアンダーミラー化』をやってしまいました。
アンダーミラー
ミラーは車やバイクでは無くてはならない物ですが、モーターサイクルショーなどで観るカッコイイコンセプトモデルなどは取付けてありませんよね...。デザイナーもミラーまで考慮したデザインじゃないんでしょうね。取付けたバイクのシルエットは『でんでん虫』の目玉...。
とはいえ実際に走る際には『道路運送車両の保安基準』を満たすため取り付けなければなりません。
最近ではアンダーミラーやバーエンドミラーなど車両のデザインを崩さ無いようなミラーが初めから装着されているバイクもあります。また保安基準には取付け位置などは細かくは指定されていませんので、手軽なカスタムとしてクルーザーではアンダーミラー化する方も多く、ハーレーでは以前からよく見かけましたし、販売台数の多いHONDAレブルなどは純正ミラーのアンダーミラー化を簡単に出来る金具まで売っています。
私も愛車をアンダーミラー化するために『YAMAHA BOLTアンダーミラー』とネットで検索して既に終えられている方の記事を参考にしようと試みたのですがフォークマウントのミラーが1件のみ。
(いまいちマイナー車なんでしょうね....)
私がやろうと思っているのはハンドルからのアンダーミラー化というわけで自分自身で試行錯誤するしかありません。
ミラー
当初はハンドルクランプを取付けてミラーを左右を入れ替えクルッと180°回転させようかと思っていましたが、YAMAHA車は衝撃緩和装置がスマートではないので社外ミラーを購入することに。
購入したのは『DAYTONA ハイビジミラー』と『TANAX ステーホルダー』。コレを左右で2セット。
ミラーについてはそのまま車検が受けられるように衝撃緩衝装置付きを選び、YAMAHA車ですがステーホルダーが正ネジなので右側も正ネジです。
取付け(失敗例)
先ずはハンドルに取付けてあるスマホ関係のアクセサリーを取外します。
そしてミラーを取付けるためにハンドル右のマスターシリンダーと左のクラッチレバーの取付けボルトを緩めて内側にずらします。
左右のスイッチボックスとこれらの間にステーホルダーを取り付けようと言うわけです。
ステーホルダー取付の際はハンドル周りのワイヤーや配線が邪魔をしてステー取付け後にミラーのロッドを回して取付けることが出来ないので、先にある程度の場所にロッドを固定してステーホルダーを取付けましょう。
ステーホルダーを取付けたらロッドを固定しミラー部を取付けます。
ミラーを取付け終わったらミラーとタンクが緩衝しないかの確認です。
左右ともにかなりの隙間があります。
コレで出来たと言うことで、見え方などを確認するためにひとっ走りしようとしましたがなぜかクラッチが切れません...
原因究明と修整
原因を探ってみるとクラッチレバーを握るとステーホルダーに当たりそれ以上動かなくなっています...。
と言うわけでやり直しです...。
ステーホルダーを一度取外して左側はスイッチボックス→クラッチステー→ステーホルダーの順に取付け直しです。この順で取付けるとクラッチステー下側のコネクターに当たりミラーロッドを取付ける事が出来ないのでステーホルダーの向きも変更。(この時に強制的に隙間ができる場所にシガーソケットを設置)
右側もコレに合わせてステーホルダーの向きを変更です。
今回はレバーもキチンと握り確認しました。
ちょっとアクセサリーなど
ミラーボルト跡
取外したネジ跡やステーホルダーの穴って気になりますよね。
と言うわけで購入したのは『DAYTONA ミラー穴埋めボルト』4個。内1個はYAMAHA車なので逆ネジです。
と言いたいところでしたが、正ネジと逆ネジ1個ずつしか手に入らずステーホルダー側は大陸製になりました。
比較するとネジの精度が違いますね...
大陸製のはレンチで少し強引に締めましたが、DAYTONA製は指で最後までスルスル入ります。
スマホホルダー装着
ステーホルダーを取付けた事によりスマホホルダーを取付ける場所が無くなってしまったのでクランプバーを取付けて装着しましたが、せっかく視界からミラーが無くなり見晴らしが良さそうになったのにスマホが遮る...。
なにか無いかと考えている時に思い付いたのは以前の愛車に着けていた『RAMマウント ベース部ボールマウント』。
これにスマホホルダー『RAMマウント』を取付けました。
落下防止
一応クルーザーなので車体自体の振動はそれなりにあるバイクなので純正ミラーで走っている時にナットが弛んでプランプランになった事があります。
今回購入した『DAYTONAハイビジミラー』をアンダーミラー化するとロッドが斜め下になるため、走行中に同じ事が起こった時にミラーを落とさないためのストッパー代わりと位置合わせに熱収縮チューブをミラー外側と内側のロッドに設置しておきました。
コレでプランプランになっても落とすことは無くなります。
お試し走行
先ず走って感じたのは『景色が広い!』
通常のミラー位置でも遮っていたのはミラーとロッドだけではありますが、それ以上に広く感じます。
例えるなら眼鏡からコンタクトに変えると『世界が広がった!』なんて言います。私も経験がありますが、それと同じ位に感じます。
アンダーミラー化のデメリットとしてよく言われるのが
・視認性が悪くなる
・ミラーの確認時に目線を落とすため前方確認が遅れる
と言われます。
視認性についてはDAYTONAハイビジミラーの視野角が純正より広角なためそうは思いません。
乗車位置の目線の高さからの撮影ですがキチンと後方がミラーに写ってます。
ミラーを確認する時に目線を落とすため前方確認が遅れると言われることについては、歳がバレますが車のミラーもフェンダーミラーから今の標準であるドアミラーに変わった時には同じ事を良く言われましたよね...。
ミラーを注視するわけで無く、一瞬目線を落とすだけなので慣れかと思います。
良く言われるアンダーミラーのデメリットも私にとっては何ら問題ありません。
最後に
お手本が無く試行錯誤しましたが、アンダーミラー化によって走っている時の爽快感が増しました。
バイクを一週間の眠りに就かせる時、シート掛けるのがちょっと楽になったのはオマケと言ったところですかね。
私にはやって良かったお手軽なカスタムでした。
最後に見て下さい。
ミラーの位置を変えただけですが随分イメージが変わりましたよね。
自己満足でしょうか...。